20代の平均手取り月収は15~20万円。「平均年収に比べ、自分の給料は低いのでは」「業務量と給料が見合っていない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、20代の平均年収や手取り金額について解説しながら、収入を増やすためのポイントも併せてご紹介いたします。

そもそも額面と手取りの違いとは?

「求人票に書いてあった年収と実際に手元に入ってくる金額が全然違う」と感じている方もいらっしゃるかも知れません。でも、額面と手取りの金額は、基本的に一致しないものなのです。

額面とは

「額面」とは、基本給や残業代など会社から支給される総額のことを言います。額面に含まれるものの一例は以下のようになります。

  • 基本給
  • 時間外労働手当
  • 資格手当
  • 住宅手当
  • 家族手当
  • 出張手当 など

額面金額に含まれる内容は会社によって大きく異なりますので、必ずしも上記の全てが含まれるわけではりませんが、概ねこのような内容になっています。

控除とは

「手取り」は、額面の金額から、所得税や社会保険料が控除された金額です。控除されるものは主に税金です。一例は以下のようになります。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険
  • 所得税
  • 住民税 など

「手取り=額面-控除」です。様々な税金や退職金などが差し引かれ、実際に受け取ることができる金額を手取りと言います。

給与明細があれば、ひと月の手取り金額が分かります。「総支払額」が額面、「差引支払額」が手取り金額です。お手元にある方は参考にしてみて下さい。

国税庁が行った「平成30年分 民間給与実態統計調査」で、20代前半の平均年収は「262万円」、20代後半の平均年収は「361万円」ということが分かりました。

平均年収の推移

20代前半と後半の年収の差は「約100万円」。そこからは5年刻みに30~50万円ずつ増え、50代前半をピークに、また年収が減っていきます。年収の上昇率は若いほど高い傾向にあります。

ちなみに表示金額は額面の金額になりますので、手取りは表示金額の80%程と考えられます。

年齢平均年収
20~24歳262万円
25~29歳361万円
30~34歳406万円
34~39歳442万円
40~44歳467万円
45~49歳496万円
50~54歳518万円
55~59歳515万円
60~64歳395万円
65~69歳314万円
70歳以上288万円
【出典】国税庁:民間給与実態統計調査年齢階層別の平均給与https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2017/pdf/12.pdf

男女間の年収の差

また男女間にも年収の差があり、女性よりも男性の方が、年収が高くなっています。国税庁の同じ調査では、平成30年度の男性の平均年収が「545万円」だったのに対し、女性は「293万円」。その差は「252万円」です。

20代の男女別に表した平均年収は以下のようになります。

年齢男性女性
20~24284万円249万円
25~29404万円326万円
【出典】国税庁:民間給与実態統計調査https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm

20代前半で「35万円」、20代後半では「78万円」の差がありますが、女性は男性に比べ非正規雇用者が多いことから年収が低くなる傾向にあります。

どうやって収入を増やせばいい?収入UPのコツを伝授

「手元資金が増えれば、もう少しゆとりのある暮らしができる」と思っている方は少なくないでしょう。20代前半では買い物や旅行など趣味にお金を費やす機会も多いですし、20代後半になると結婚や出産などを経験する方もいらっしゃいます。

楽しいライフイベントがいっぱいの20代ですから、その分お金も必要になります。生活にゆとりを持たせるなら、会社から支給される給与以外の手元資金を増やしましょう。家計改善のコツを5つお伝えいたします。

  • 家計の見直し

まずは、家計の見直しから。家賃や食費など、生活に欠かせない固定費以外にいくらかかっているか算出しましょう。家計簿をつけてお金の流れを目で見えるようにすると、無駄な出費が減ります。いつの間にか消えてしまっていた使途不明金を貯蓄に回せたら、手元資金を増やすことができます。

  • 不用品の売却

『メルカリ』や『ラクマ』など、フリマアプリを利用して不要になったものを売れば、収入アップに繋がることも。上手に使いこなし、毎月数万円稼ぐ人もいます。スマホさえあればどこでもできるので、気軽に始められます。

  • iDeCoやNISAの利用

銀行の金利は概ね0.001%程。お金を増やしたいのであれば投資を始めるしかありません。iDeCoやNISAなど、税制優遇のある制度を利用してお得にお金を貯めるのがおすすめです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、60歳まで毎月5,000円以上の一定額を積み立てすることが可能。毎年1月1日から12月31日までに支払った掛金は全額、所得税の控除の対象となります。

NISA(少額投資非課税制度)は、一定の投資額までは出た利益が非課税になります。毎月口座にお金を入れるだけで資産運用できるので、投資初心者にもはじめやすいです。

  • ポイント投資(楽天やTポイント)

現金で投資することに抵抗がある方には、楽天ポイントやTポイントなどの貯まったポイントを使って投資ができるポイント投資がおすすめです。ポイント運用型投資なら、証券口座の開設が不要で手数料もかかりません。預貯金や生活費を使うことなく投資ができるので、手軽にはじめられます。

  • 副業を始める

終身雇用・年功序列制度の崩壊以降、副業を認める企業が増えてきました。転売ビジネスやWebライターなどは定番で、終業後に在宅でできる仕事として人気があります。他にも、『ココナラ』などのサイトで知識や経験を販売してお金を稼ぐ方法もあります。イラストやプログラミングなど、得意分野がある方は登録してみてはいかがでしょうか。

まとめ 〜お金の融資を受ける方法も〜

20代はライフイベントが多い年代です。年収は高くありませんが、出費はかさむので生活に難しさを感じることもあるでしょう。

余裕のある暮らしを送るためには、生活水準を下げるのではなく手元資金を増やすのがベスト。今回、収入を増やすためのコツをいくつか紹介しましたが、投資や副業などは「今すぐにお金が手に入る」というようなものではありません。また、元本割れするリスクもあります。

大きな買い物などですぐに資金が必要になる場合は、金融機関からの融資を検討してみるのも一つの手です。ライフスタイルや経済状況に合わせて、投資や借り入れなど検討してみてくださいね。