カードローンと聞くとCMなどで見かける消費者金融の会社を思い浮かべる方がいらっしゃるかと思いますが、銀行もカードローンを提供していることをご存じでしょうか。そのなかでも地方銀行が提供する「地方銀行カードローン」に注目してメリットとデメリットをご紹介します。

地方銀行カードローンとは?

銀行は大きく分けて、「都市銀行」、「ネット銀行」、「地方銀行」に分けられます。このなかの地方銀行は、一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行のことを指します。各都道府県に本店がある銀行で地域経済に大きな影響力を持っています。また地元に密着した営業ネットワークを持っており、都市銀行やネット銀行に比べ、より地域に根差した銀行です。

「地方銀行カードローン」とは、そんな地方銀行が提供するカードローンサービスのことです。無担保で個人に融資を行うという意味では消費者金融や、ほかの銀行カードローンと変わりありませんが、地方銀行ならではの特色も持っています。

地方銀行カードローンのメリットは?

まずは地方銀行カードローンのメリットについて見てみましょう。

ユニークなサービスが存在する

地方銀行カードローンのなかにはユニークなサービスを提供しているものが多数あります。たとえばスルガ銀行には業界初のガン団信付きのカードローン「スルガ銀行リザーブドプラン」というローンがあり、ローン利用中に万が一のことがあった場合はローンの残高が0になる保険がついています。

静岡銀行では新規申込者に限り最大45日間の利息がキャッシュバックされるなどお得なローンがあります。どこも横並びで同じだと思い込まずにたくさんのサービスをチェックすることをおすすめします。

消費者金融よりも金利が低い

消費者金融のカードローンの金利は3~18%前後に設定されていることが大半です。これに対して地方銀行カードローンは平均すると金利が2~15%に設定されており、消費者金融に比べて金利の支払いを抑えることができます。

借入額が大きいと少しの金利の差で大きな差が生まれます。高額融資が必要な場合は金利が低いところを選ぶほうがよいので、地方銀行カードローンは消費者金融よりも有利であるといえます。たとえば300万円を36回払いで借りた場合、金利が18%なら総返済額は3,904,439円なのに対し15%なら3,743,837円と約16万円もの差が生まれます。

総量規制の対象外

総量規制とは賃金業者から借りられるお金の総額を制限する法律です。「貸付額が本人の年収の1/3を超えてはいけない」とされており過剰な貸付を行わないようにする狙いがあります。

一方、銀行は賃金業者には当たらないため総量規制の対象外となります。総量規制の範囲を超えてお金を借りることも法律上は可能です。ただし、実際には各銀行が総量規制と同じような、自主規制ラインを設けているのが一般的となっています。たとえば、広島銀行、京都銀行、七十七銀行、大光銀行は年収の1/3、秋田銀行、百五銀行、琉球銀行は年収の1/2に制限しています。

地元に提携ATMが多い

地元に根差した銀行である地方銀行は営業区域に提携ATMを多く持っています。カードローンでの借り入れや返済はATMを活用できるので自宅や勤務先の近くに提携ATMがあれば便利です。自分の行動範囲に提携ATMがあるのか、チェックしてみてください。コンビニATMを利用可能な地方銀行カードローンもありますのでサービスの詳細もチェックが必要です。

地方銀行カードローンのデメリットは?

一方、地方銀行にはデメリットも存在します。デメリットもしっかり考慮したうえで選びたいですね。

全国対応していないケースも

地方銀行のカードローンでは「営業区内に居住または勤務していること」いう条件が存在するのが一般的です。たとえ魅力的なサービスが見つかったとしても、その銀行の営業区域に住んでいないと融資が受けられないかもしれません。ただし、最近は全国に対応したカードローンも存在しています。あきらめずに条件を詳しくチェックしてみましょう。

Webだけで手続きが完結する地方銀行カードローンが少なく、銀行に直接来店する必要が多いのも実情です。来店して手続きをすると、家族や知人に見られて借入が知られることも。このような事態を避けたい方は、Webで完結する地方銀行カードローンを探しましょう。

銀行口座が必要

地方銀行カードローンはその銀行の普通預金口座を開設していないと、そもそも申し込みができないケースもあります。口座を開設するためには店舗を訪れたり印鑑を用意したりと、時間と手間がかかります。すぐに融資が必要な場合は、口座をすでに開設済みの銀行を利用しましょう。なかには口座開設が不要の地方銀行カードローンも存在しますので、そのような銀行を探すのも1つの手です。

審査に時間がかかる場合が多い

地方銀行カードローンは一般に審査に時間がかかります。最短でも審査が翌日以降であり、一週間ほどかかるケースも少なくありません。銀行の場合、審査の一環として反社会的勢力でないかのチェックを行うために時間がかかるといわれています。

地方銀行は土日祝日の営業・審査を行っていないため土日祝日を挟んだ場合はさらに審査時間が延びます。連休前や年度末などはカードローンの需要が高まり審査に時間がかかる傾向にあるようです。

審査は受け付けた順番で行われるため早く審査を終わらせたい場合は、平日の午前中に申し込むことをおすすめします。

即日融資には対応していない

消費者金融では即日融資に対応しているところが多いですが、地方銀行カードローンでは対応しているところがありません。反社会的勢力でないかのチェックのため警察庁のデータベースを照会する必要があるのがその理由で、最短でも翌営業日となるようです。すぐにお金が必要という場合は、即日融資に対応した消費者金融を選んだほうがいいかもしれません。

地元密着型ならではのメリットを活用しよう

地方銀行カードローンは地元密着型の地方銀行が運営しているのが最大のメリットです。ユニークなサービスや、地元に提携ATMが多いのはその代表的な特徴です。

一方で全国対応していなかったり、銀行口座がないと申し込めなかったり、即日融資に対応しておらず審査に時間がかかったりといったデメリットがあります。

デメリットをしっかり把握したうえでメリットを活用できるようであれば地方銀行カードローンはおすすめのカードローン。ぜひ慎重に検討してみてください。

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